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シンボルとは形の無い物を形で表す事 天皇と憲法 [政治]

高校生の時に先生が「シンボルとは何か?」の問に、ある生徒がこの記事タイトルのように答えたら、先生が「辞書からではなくて、誰かに教わったね」と感心した。確かに辞書には「印・象徴。無形のものを意味するデザインのことなどを指す」と表現は似ているが、生徒の答えが一番スッキリしている。「日本のシンボルとは何か?」を調べて見たら”国鳥は「キジ」、国花は「ヤマザクラ」、国蝶は「オオムラサキ」”だった。これが「日本の象徴とは何か?」になると”日本国憲法で規定された、天皇を日本国及び日本国民統合の象徴とする”で天皇は国、国民の象徴で在ることが憲法にも明記されている。やはり、シンボルというカタカナと象徴という漢字の持つ意味にはかなりの開きがあり「天皇は日本のシンボルである」には違和感を覚える。2016年8月に発表された”天皇陛下「お気持ち」表明”で強く示唆された「生前退位」のお考えに対して「有識者会議」は別の方向で収束させようとしていて、お気の毒で仕方がない。それこそ今流行りの「忖度」をフルに発揮して、天皇が熟慮された方向で解決されなければならない問題なのだが「有識者会議」が聞いて呆れる。この辺りは、昨年12月に「有識者という名の無情者」のタイトルで記事を書いたので読んで頂ければ有難い。


5月3日が「憲法記念日」なので、私の購読している朝日新聞も特集記事で一杯で、今の日本が置かれた状況を考えれば、真剣に考えなければならない問題である。夕刊に「素粒子」というコラムがあって”「周到にして無駄はなく。70年変わらぬ味わいを保つ。老舗うなぎ屋のたれのような。世界で最長寿の日本国憲法」「改憲不要の世論が50%。それを『非常に少数』とみて『機は熟した』という。その人は『圧倒的第一党』の総裁なり」”と短い文章が載っていた。朝日新聞は改憲に反対の立場を明確に打ち出しており、社説にもそれが色濃く表れている。私も改憲には反対だが、北朝鮮、中国、韓国等の脅威を考えれば、憲法第9条”1.日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。2.前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない。”を書き換える必要もあるのかな?と思う時もあるが、武力で解決したかのように見えた問題は、より強力な武力を必要とする問題を生み、何時まで経っても解決などしない。なので、やはり日本の基本的な姿勢は第9条を守り通す事で、世界に日本の矜持(きょうじ)を示すのが最善の外交ではあるまいか?


第13条”すべて国民は、個人として尊重される。生命、自由及び幸福追求に対する国民の権利については、公共の福祉に反しない限り、立法その他の国政の上で、最大の尊重を必要とする。”そして第14条”1.すべて国民は、法の下に平等であって、人種、信条、性別、社会的身分又は門地により、政治的、経済的又は社会的関係において、差別されない。”今、読み返しても「当たり前じゃないか」と思う。だが、大日本帝国憲法がそうではなかったからこそ現憲法で定めたのだ。時代と共に憲法も変わるべきだという意見もあるが、万が一変わるとしても「圧倒的第一党」が力任せに早急に行うべきものではあるまい。夕刊の漫画「地球防衛家のヒトビト」に安倍総理の額に国という漢字が書いてある似顔絵を見て、奥さんが「教育勅語とか、個人より国家を大切にしたいって顔に書いてあるようで心配なんだよ」のセリフがあった。改憲しようとしている中身が「個人より国家が大切」ならば「国家とは何か?」を明確に国民に示して欲しい。まさか「安倍昭恵夫人」ではあるまいな?「ヒトラーに ますます似てきた 安倍総理」


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