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嘘つきは出世の始まり 佐川国税庁長官様 [政治]

「拝啓 佐川国税庁長官様=団体職員・中井勝・61」:”拝啓 佐川宣寿・国税庁長官様 長官ご就任、おめでとうございます。あなたは財務省理財局長という前職では、森友学園への国有地売却問題を巡る国会審議で、野党の追及に対して「関係資料は破棄して存在しない」「いちいち職員に確認することはしていない」などと答弁し、「適正に処理された」と言い切られました。その胆力に尊敬の念を抱いております。そんなあなたにお願いがあります。私も納税者の一人です。税務調査の際に「関係書類は紛失しましたが、適切に処理しているので経費の計上を認めてください」と申し上げる場合もありますので、その言い分を認めるよう「通達」を早くお出しください。国会で何の証拠も示さずに自らの主張を押し通されたのですから、私のこのお願いはよく理解していただけると思います。今後ともこれまでの姿勢を貫かれ、ますますのご栄進をお祈りします。敬具”


「納得できぬ国税庁長官人事=無職・弘中勝善・79」:”6日の本紙に「国税庁長官に佐川氏」の記事が掲載された。佐川宣寿氏は「森友学園」への国有地売却問題で記録はないなどと問題発言をした前財務省理財局長で、国税庁長官になったのには驚いた。民進党や共産党からは野党の追及をかわし続けたこともあり「論功行賞」ではないかとの指摘も出ている。この人事について国民は納得するであろうか。菅義偉官房長官は適材適所の人事だという。だが、菅官房長官はかつて前川喜平・前文部科学事務次官のプライベート部分を暴露し批判するなど、その傲慢な姿勢が気になる。私は79歳の老人だが、この度の国税庁長官人事ほど国民を愚弄(ぐろう)したものに出合ったことはない。安倍1強の弊害が表れているともいえる。安倍晋三首相には責任がある。この度の国税庁長官人事だけは国民の大多数が納得していないのではないか。勇気をもって、この人事は撤回してもらいたい。国民がなるほどと思える人事こそが、信頼される国政につながる。”


以上は過去に毎日新聞に載った二つの投書である。確かに国民にとっては到底納得出来ない栄転ではあるが、野党の追及に対して徹底した「ゼロ回答」で臨んだ功績で出世したと考えるのは間違いである。もし、彼を降格させたならば、彼の強弁回答を政府自らが虚偽だと認めた事になってしまうからだ。安倍政権は彼を昇格させる事によって、彼の答弁は正しいと言いたいのだろう。万が一彼の答弁が虚偽だとすれば、それは国税庁を守る為のやむを得ない行動であったのではなかろうか?そして、結果として出世させられたのであり、彼は出世などあまり眼中に無かったのではないかとも思う。彼のような官僚に限らず、一般社会でも会社や組織を守る為には手段を選ばない人など沢山いて、私には、彼は立派に職務を果たしたように思えるし、虚偽答弁の責任を感じて自殺しやしまいか?と心配でさえある(彼の強心臓なら余計な心配だろうが)。彼と対照的だと思うのが、前川喜平前事務次官で、安倍政権には邪魔な存在だったのだろう。官僚の進退など安倍総理の考え方ひとつでどうにでもなってしまう事が恐ろしい。「官僚も 安倍政権には 泣き寝入り」


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リス太郎

同感です。
by リス太郎 (2017-07-24 00:55) 

tonnura0919

今の安倍政権にとって、官僚など捨て駒なのでしょうか?
by tonnura0919 (2017-07-24 19:06) 

リス太郎

本当に勇気ある「義」に燃えた官僚が活躍してくれることを望みます。
by リス太郎 (2017-07-24 20:07) 

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