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足裏マッサージ器で窒息死事故と核ゴミ処分「適地」 [社会]

「足裏マッサージ器で窒息死事故」このニュースを朝日新聞の朝刊で読んだのだが、死亡事故の原因が良く解らなかった。足用のマッサージ器を枕のように頭の下に置いて使い、衣服の襟がローラーに巻き込まれて窒息死したとみられるという。何となくは想像出来るのだが、亡くなられた方が77歳の女性で、メーカーも使用中止を呼びかけていたというのだから、欠陥のある家電製品の犠牲者ではあるまいか?と考えてしまった。ところが、毎日新聞の夕刊に同じ記事が写真付きで載っており、見た瞬間に何故事故が起きたのか一目瞭然で、亡くなられた方には申し訳ないが、誤った使い方をしてメーカーを責めるのはメーカーが気の毒である。問題の足裏マッサージ器だが、カバーが外されて回転部分が剥き出しなので構造が良く解る。マッサージする部分はこぶし大の太さで、長さ30cm程度の棒がモーターで回転するのだが、足裏のツボを刺激出来るようにらせん状のマカロニのような大きさの小さなローラーが、左右それぞれ20個程度点在して棒についていて、この小さなローラーが襟を巻き込み易くしたのだろう。見た目は人間の首を絞めて窒息死させる程の力があるとは思えないが、回転数をギヤで落として速度の代わりにトルクを得る構造なのだろうから、かなりの巻き込み力があると想像出来る。くつろぐ為の器具が凶器に変わってしまった訳で、死亡された方も何が起こったのか判るまいし、徐々に首を絞めつけられての窒息死を想像すると恐ろしい。


ネットで死亡事故が起きる家電製品を調べて見たら、2017年2月の「日経新聞」に以下の記事を見つけた。”ストーブや介護用品といった暮らしの中の身近な製品を使って起きた死亡事故が昨年3月までの10年間に少なくとも計770件発生し、死者は計903人に上ることが1日、製品評価技術基盤機構(NITE)への取材で分かった。消費者庁やNITEを所管する経済産業省によると、こうした製品事故全体の死者数集計は初めて。製品別では169人が死亡した石油ストーブが最も多く、高齢者の事故も目立つ。不注意や誤った使い方が原因とみられる事故が全体の4割を占め、製品を正しく使えば救えた命は多い。NITEは「家族ら周囲の人が使用者に注意を促すのも有効だ。命に関わることだと認識し、正しい使い方を徹底してほしい」としている。死者が出た製品事故は2006年度に175件、07年度は184件あったが、その後は減少傾向で近年は40件前後で推移している。製品別の事故件数は石油ストーブの135件に続き、電気ストーブ91件(99人死亡)、ガスこんろ78件(90人死亡)の順に多かった。石油や電気、ガスを使う製品では火災が多く、1件で複数人が犠牲になっている。高齢化に伴い、介護ベッドなどの介護用具54件(54人死亡)、電動車いす47件(47人死亡)の事故も目立っている。(以下省略)”


「旅館の電気ポットで幼児がやけどで死亡」「石油ストーブの給油口が長年の使用で変形して完全にロックされず火災に至る」「ドラム式洗濯乾燥機の中で7歳児窒息死亡事故」「電気マッサージ器で脊髄損傷、骨折」等々、あながちメーカーだけを責められない事故が多いし、メーカーを責めても亡くなられた方の命は戻って来ない。それでも遺族はメーカーを責め、メーカーはイメージが大切なので詫びる。つまり、メーカーには製造責任があるのだ。核ゴミのメーカーである経済産業省が昨日の新聞に”核ゴミ処分「適地」国土3割”の地図を発表したが、「適地」に笑ってしまう。この先10万年安全な土地だとどうして言えるのか?そもそも、処分出来もしないゴミをどうして無責任に出してしまったのか?何故、全国が候補なのか?どうして青森県と福島県は除外されると約束出来るのか?20年ほどかけて候補地を絞り込むというが、本当に出来るのか?そんな自治体があるのか?全ては目先の誤魔化しでしかないし、もう誤魔化しは安倍政権だけで沢山だ。「天国へ のぼる気持ちの マッサージ器」(ブラック御免)


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