SSブログ

戦後の食品3大発明 カニカマ インスタントラーメン レトルトカレー [料理]

TV番組の「マツコの知らない世界」を観ていたら、「練りもの」を取り上げていた。この番組を観ていて、つくづく思うのは「世間は広いなあ」という事で、毎週、ある物にはまってしまった人が登場するのだが、「マツコでなくとも、マニア以外誰も知るまい」という世界が多く、良くスタッフが探して来るものだ、と感心してしまう。さて「練もの」だが、その時の新聞の見出しが「練り物世界!全国2万種から厳選10品&カニカマを超えた!?うなぎの〇〇ブーム到来」で、「練り物」にはまった人が「いまだにこれを超えられない」と言って紹介したのが「カニカマ」で「戦後の食品3大発明の一つ」なのだという。残りの二つは「インスタントラーメン」と「レトルトカレー」で、何となく「カニカマ」は他の二つとはちょっと違うような気がする。主役にはなれずに脇役に過ぎない食べ物だからだろうか?ちなみに「カニカマ」のようなヒットを狙って開発された「うなぎの蒲焼」が紹介されていたけれど、美味しそうだった。もっとも「マツコ」は何でも美味しく食べるのだが、それも彼女(?)の才能の一つなのだろう。


「カニカマ」に「カニ」など入っていない事など、誰でも承知だろう。それ程、ポピュラーな食品になってしまっている。「カニカマ」を買って帰り、自宅で食べて「騙された」と思う人などおるまい。逆に「カニカマ」が「カニの入っているかまぼこ」だと思って、美味しく食べている人は幸せではあるまいか?こういう食品を偽物食品と呼ぶのは、開発したメーカーが気の毒になるし、「偽物食品だから食べない」人がおいでになっても構わないが、少し柔軟性に欠ける。ネットで「偽物食品と呼ばれている可哀そうな品物」を調べて見たら、何点か見つかったので紹介する。中には中国製もあったのだが、中国製は気分が悪くなるので割愛させて頂く。そもそも中国製は「偽物」では無く「毒物」だ。まずは「発泡酒」で「ビールに似せた偽物」だと敬遠している人もいるが、私など本物のビール、例えば「スーパードライ」などより余程美味しい。飲み慣れているせいもあるが「偽物」呼ばわりはいかがなものか?「マーガリン」も「バター」の偽物だという人もいるけれど、そもそも別物であろう。最近のマーガリンは結構良く出来ていて、「トーストにはマーガリン」で異存は無い(トランス脂肪酸には注意)。「カニカマ」を「カニ」、「発泡酒」を「ビール」、「マーガリン」を「バター」として売るのは問題だが、これらの製品は正々堂々と名乗って販売されているので、偽物食品ではない。


昔、「赤玉ポートワイン」という寿屋洋酒店(現・サントリー)が発売したワインがあって、日本で始めて製作されたヌードポスターでも有名だ。この「ポート」とはポルト港から由来しているもので、ポルトガル産を意味している。後に、商標権に問題があるとポルトガル政府からの抗議を受けて、現在は名前が『赤玉スイートワイン』に変わって今でも売られている。アルコール度数は14度もあるので、甘くて飲み口が良いので飲みすぎに注意が必要。子供の時に飲んで「ワインとはこういう味なのだ」と思っていた私は、初めて本物のワインを飲んだ時に「腐っている」と思い、吐き出してしまった。今は逆に「ポートワイン」を飲むと吐き出すかも知れない(そんな勿体ない事はしないけれど)。この「ポートワイン」も立派な「ワイン」で、「ワイン」の偽物などでは決してないし、正々堂々と「ポートワイン」と名乗っている。困るのは「偽物」なのに「本物」と見せかけて売っている商品で、「イクラ」「キャビア」「コーヒーフレッシュ」「合成清酒」等々、「値段を考えれば、わかるだろう」の言い訳は許されまい。「これイクラ? 返ってきたのは 値段だけ」


nice!(15)  コメント(2) 
共通テーマ:日記・雑感

nice! 15

コメント 2

LargeKzOh

 いつも切り込む視点が斬新で感心します(自分には出来ません)。

 勝手に海外の国名や地名をつけた例で言えば、国辱ものとして ”トルコ風呂” と言う奴がありました。

 この国の方が来日して同じ様な看板がそこら中にあるので何かと説明を求めたら自分の国の名前をつけ風呂・・・と言うことで瞬間喜んだモノの、事の真相を知るや、国に猛烈に抗議した結果、今の様になったのです(余程の高齢者でなければご存じないかも)。

 中国のやっていることも何十年前の我が日本がやっていた事と同じで、 ”歴史は繰り返す” です(心ない一部なのでしょうが。特許侵害も含めて)。

 中国が卒業すれば次は別の国がやるでしょう。
 人間って進歩しないものですネぇ。

by LargeKzOh (2017-08-18 11:24) 

tonnura0919

私が通っていた高校の通学路に「トルコ風呂」があった事を思い出しました。「温泉マーク」というネオンサインもありました。今から約50年前ですが、つい最近のように思います。その間に日本の民度も経済と共に、急上昇したと思います。さて中国ですが、一党独裁政権で情報の島国なので民度が上がる筈がありません。恥とは何かを知らないのですから。「あの国に 本当に 孔子がいたのかな」という川柳を、又思い出してしまいました。
by tonnura0919 (2017-08-18 19:08) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

Facebook コメント

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。