猫にこんばんわ！

困った。タイトルだけ思いついて記事を書き始めたが何も思いつかない。
本来の諺も忘れてしまった。”猫にご飯？”、”猫には小判？”、”猫にコバンザメ？”
思い出した”猫に小判”　＝　”私に説教”
でも、今時の子供に小判が解るのかな？こんばんわ、でも主旨は伝わりそう。

”我輩は人である。すでに名前もある”。夏みかんソーセージ。

猫は家内の趣味で多いときは３匹いた。私はペットにも入らない。餌を忘れられる。

一匹目はアメショーの血が入ってそうな猫で。毛が白いので名前はシルク。
家内の知人から生後３ヶ月で貰い受けた。最古参。私はシルク姐さんと呼んでた。

二匹目は家内が２階のベランダで洗濯物を干していたら、泣き声が聞こえたそうな。
泣き声は遠くから聞こえて来たそうで、後で確かめたら１００ｍはあった。
私が傍で泣いてても、聞こえない振りをするくせに。春に拾ったので、名前は桜子。

三匹目は血統書付きのアメリカンショートヘア。名前はこなた。
同棲していた娘が嫁ぐ事になって、暫くの間預かって欲しいと持って来た猫。
家内と気が合わず（合うほうが珍しい）私の書斎兼寝室兼牢獄で飼っていた。
毎日狭い部屋で過ごし、窓から外を眺めてじっと飼い主のお迎えを待っていた。
さすが、血統書付きは違うなと思った。私と気が合う訳だ。
数年後、娘が引き取りに来た。これから、誰に愚痴を聞いて貰えばいいの？

以前にも何匹か猫を飼っていた。メス猫もいたので子猫が生まれた事もあった。
家内が「メス猫に生まれたら、一回は子供を生みたいと思う！」と言う。
それじゃあというので生んで貰ったら、何と６匹生まれた。家内も絶句。
家で２匹飼い、知人に頼み込んだが２匹残った。家内の実家に引き取って貰った。
家の猫はほとんど交通事故で死んだ。中には不治の病にかかって延命しても１年。
延命治療費は毎月２万円。申し訳なかったが、こちらが死んでしまうので安楽死。

夕食を食べていたら、シルクのご飯が目に留まりかつお節がやけに旨そう。
家内に聞いたら一袋４００円近い、だから週一回の特売日に買ってるとの言い訳。
えっ！私の冷奴にかけようとしているかつお節は、にんべんのビニールパック。
これしか食べないので、週３～４袋あげてるという。（何か文句あるの？）
家内にシルクの食べているかつお節をかけてと言うと（味が解るの？）嫌な顔。
シルクの食べ方を見ていたら、がつがつ食て３歩も歩かないうちに吐いた。

夏休み田舎に帰る時は家族全員で帰るので、家に猫を置き去りには出来ない。
車に猫二匹を乗せて帰ることになる。体験した人はお解かりだと思うが、怖い。
まず、鳴き止まない。ようやく落ち着いたと思ったら、車内を動きまわる。
高速で運転していた時、平気でハンドルを飛び越えて行たり、フロントガラス前で
座り込んだり、ワイパーが動いたり、ブレーキの下に入り込んだり、冷汗がでた。
家族は寝てる。家内など熟睡してる。このままいっそガードレールに激突してやる！

家で猫が飼えない事情になり、２匹共家内の実家に引き取って貰うことになった。
実家にも数匹の猫がいたが、シルクは溶け込めず、家内と離れ寂しそうだった。
桜子は伸び伸び。交通事故が怖く家の中に閉じこめていたので、外出大好き。
預けた翌年、帰省。、一緒に暮らせない申し訳なさに桜子の頭を撫でてあげた。
始めキョトンとしていたが、突然猛ダッシュして逃走、だが失敗し壁に激突！

私も何がどうしてどうなったのか解らなかった。が、暫くして思い当たった。
家に連れ戻されるのが嫌だったんだ！いいな～。私も桜子になりたかった。