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スタートレックのビジャーは人工知能 [映画]

最近「人工知能」や「人工頭脳」という言葉を良く耳にしますが、凄い時代になった
という話しです。新聞やニュース等でもコンピューターがチェス、将棋、囲碁など
でプロに勝利をおさめ始めたが、その事にも大きな関係があるのかも知れません。

何故「人工知能」の話しに「スタートレック」を持ち出したのか?というと映画化
された第一作は頭脳を持つ機械が主人公、というストーリーだったからなんです。
というのは建前で、さほど知識もないのに「人工知能とは何か?」を書こうとする
と数行で記事が終わってしまうので、というのが本音なのですが。それはともかく
、この映画は1979年に製作された。監督は”ロバート・ワイズ”で「ウエスト・サイド
物語」や「サウンド・オブ・ミュージック 」が主な作品です。特殊撮影が”ダグラス・
トランブル”で「2001年宇宙の旅」、「未知との遭遇」の作品で有名だと思います。
ストーリーですが、天体規模ほどもある巨大な雲状の「何か」が全人類を抹殺しよ
うと地球を襲う。その正体は実はNASAが昔打ち上げた惑星探査機ボイジャー、
ブラックホールに吸い込まれ、未知の星系で出会った機械生命に機能を拡張された
と思われる。人間を炭素ユニットと呼び人間扱いなどしない(?)まさに機械殺人鬼。
ボイジャーの文字が汚れて完全に読み取れなかったので、自分をビジャーと名乗り
宇宙の全ての情報を集めて来い、という使命を与えた創造主を捜してたどりついた
のが地球だった、という訳。ビジャーは使命完了の暗号を受け取るのを拒否する為
に自らアンテナを切ってしまう。最後は人間と合体し地球は救われる、という話。



この作品の前に1977年「スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望」が造られて
いますが、私にはどちらかといえばお子様向けの冒険活劇(古い表現)映画です。
それに較べ「スタートレック」はR-18指定(?)の映画で大人向きと思います。
この映画の基になったのがアメリカのTVドラマ「宇宙大作戦」で、ストーリーが
抜群に面白かった。昔泊りがけの出張で他社の人と飲んでいたら、彼も大ファンで
ケーブルTV観ていたという。ところが、放映されなくなったので慌てて視聴契約
を止めてしまったと言うので、正に私と同じような人が眼の前にいてびっくりした。

いけない「人工知能」について書くスペースが無くなりました。では姑息ですよね。

最近スマフォの音声認識やデジカメの画像認識が凄いと感じませんか?こんな所に
も「人工知能」の技術の一端が使われているようです。私は「人工知能」という言葉を
聞くたびに、「どうせ膨大なデータベースをいろんな風に組み合わせて、人間
のひらめきの代わりにしているに過ぎない」と考えていましたが、間違いでした。
つまり「データを用意して人間がそのデータをどう処理するのか?を指示している
に過ぎず、それを高速に処理するだけだ」と思っていたのです。老人は頭が古い。



私が考えていたのは「人工無脳」というらしく、例えば喋りかけると応対してくれる
ロボットもどきがありますが、多くは単に会話からキーワードを拾って、内部の
データベースとのマッチングによって、それらしい応答を返しているだけなのです。
ロボット型ペットのSONYのAIBOやソフトバンクのPepperはそれ以上の能力を
持っていますけれども、まだまだ発展途上の「人工知能」だと思います。

対して、素晴らしいと言って良いのか悪魔の発明だという噂もある「機械学習」や
「ディープラーニング」で「人工知能」が格段に飛躍しました。人間が先に処理を
指示するのではなくて、人間は後から気が付いて処理を指示したり、指示など与え
なくても勝手に処理をしてくれるんです。これは人間が気づいていない法則や特徴
を大量のデータを読み込ませることにより、勝手に処理を発見してくれるという、
人間を超える知能を生み出す可能性を示唆しています。良い例をネットで見つけた
ので紹介しますと、メールをフォルダごとに別けるのは人間がルールを教えます。
それに対してアンケートを集めて後から共通するものを見つけ、その結果をどう使
えばどうなるかをシミュレーションして最善の有効方法を見つけ、人間に提示する
という例です。私は何となく言わんとしたい事が解りました。危険性もですが。

もしかすると人類の未来は彼等に支配されてしまうのではないか?という学説も有
り、現実にビジャーが未来で作られる可能性は十二分にあるようです。私がもう少
し後に生まれていれば、この貧弱な頭脳を「人工頭脳」に換える事が出来たのかも
知れません。でもこの程度なら、今の100円ショップの電卓で十分置き換わりそう。


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