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幽霊とお化けを見分ける方法 [老後]

ネットで調べて見たのだが、柳田国男氏の説が主流らしい。それは"幽霊"は「特定
の時間(丑三つ時)、特定の相手に対してだけ、場所を選ばずに現れる人間の霊」
"お化け"は「丑三つ時に限らず特定の場所に現れ、誰にでも見えてしまう動物や器
物、または人間の霊」。別な説では、”足がないのが幽霊で、あるのがお化け”という
説もあるがイマイチかな?私が好きなのは(?)綺麗な人が"幽霊"と呼ばれ色んな
職場から引く手あまた、それ程でもない人を”お化け”と言い働き口はお化け屋敷
しかない。なので万が一”お化け”と遭遇してしまったら「お化け~!」と叫ぶと益々
酷い目に遭うので、「幽霊~!」にしましょう。(もっとも余裕があればの話しですが)
男はどうなる?という突っ込みはご遠慮下さい。そんなの妖怪と一緒で沢山だろう。

昔、お台場の東京ジョイポリスにハイテクのアトラクションがあるというので行った。
アトラクションの一つに”お化け屋敷”があったので、さぞやハイテクで怖がらせて
くれるのかな?と思い入り口に並んだら、「お化けを殴らないで下さい!」の立て札
があって笑ったが、ハイテクを期待していたのでがっかりしてしまった。入り口で
案内している太った店員に立て札の理由を尋ねたら、「酔っ払いや、カップルの男が
良い処を彼女に見せようとしてお化けを殴るんですよ!」と言う。お化け屋敷を体験
して出て来たら、さっきの店員に「どうでしたか?」と聞かれたので、「貴方が一番
怖かった!」と言ったら、むっとしていた。私は何時でも一言多いんだよなあ。

「ばけべそ」、もう死語で落語家しか使わない言葉だけれど、意味は「化け物がべそを
かいているような酷い顔」。私はそういう人に会った事が無いので「すぐ隣に座ってる
よ!」というラッキーなご主人が羨ましい。(立腹したら事実になってしまうので注意)
昔は夫婦喧嘩で良く使っていたらしいのですが、使ったご主人は短命だったそうな。

私は”幽霊”や”お化け”が存在するとは思わないが、存在するという方が沢山おいで
なので存在を否定しません。”幽霊”や”お化け”の種類(?)にもよるけれども、
冷たかった世間を恨み無関係の人を脅かしたり傷つける、先祖が自分をないがしろ
にした恨みで子孫に酷い仕打ちをする等は理不尽だ、なのでいないと思いたい。
この理不尽を逆手に取ったアメリカ映画があり、毎晩ある女性が名も知らない女の
モンスターに酷い目に遭う。頭に来た彼女は女の墓場に行って棺桶から遺体を引き
ずり出してボコボコにしてしまう、という話。私はこの映画を観ていないが(観る気も
無いけれど)紹介記事で笑った。正にサム・ペキンパーの「わらの犬」ホラー版だ。

どうしてこんな記事を書こうと思ったのか?と言うとバドミントン仲間の女性が、
「私は幽霊に遭った!」と話し始めた。(私も今目の当たりにしてます。御免ね)
「ある事情で遺骨を室内に置いている女性に届け物があり訪ねた。チャイムを押し
たら奥から玄関に近付く足音がしたけれどもドアが開く事は無かった。仕方が無い
ので荷物をドアノブに掛けて帰った、後日その女性から留守を詫びる電話があった。
息子も同じ経験をした」と言った。(真顔が怖かった。)実際に幽霊に遭った訳では
無く足音だけなので、例えば風、猫がいる、室内で犬を飼っている、幽霊と同居し
ている(それならば納得)ではないのかな?と私は考えてしまうのだが、勿論反論
など怖くて出来ない。彼女が遺骨があるのを知っていたから、別な音を人の足音だ
と思い込んでしまったのではないか?知らなければ遭わなかったのでは?とも思う。

家内の実家は会津若松のお寺、名前を出しても良いですか?と義兄に聞いたら「年
間使用料は幾らだ?」と訊いて来たので使えません。このお寺には「幽霊の足跡」
という名物(?)があり、本堂の床に片足で踏んだような跡がある。TVでも紹介
されていて、義兄が緊張のあまり京都弁(花園大学卒)と会津弁がごちゃ混ぜにな
った解説をしていた。幽霊には足が無い筈なので、随分と人を喰った名物ではある。
「造るのに苦労したでしょう?」と訊くと「昔からあった!」と言う。本当かなあ。
この名物は観光に来た小学生に人気で、義母が案内していたが高齢になったのと、
無料なので現在は公開していないが、”幽霊の足跡のキーホルダー”を500円で
売っていて、”死ぬまで長生き出来るお守り”が何と、たったの千円!(本当は
お不動様のお守りです)。この義兄に「死んだらどうなるんですかねえ?」と訊いた
事があったが、「何も残らん!」の回答で身も蓋も夢も希望も無かった。それでは
商売あがったりだと思うのだが深い意味があるのかも知れない。良かったら訪ねて
見て下さい。ただ最近の葬儀不足を嘆く義兄に生き仏にされないように注意が必要。
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