取り扱い説明書は取り扱いが難しい

プリンターが壊れてしまったのでＣＤに印刷出来なくなってしまった、という事を前に
記事にした。１１月に兄弟会があり、自分の作った曲をＣＤにして兄弟に貰ってもら
おう（何か変だな？）と思っていて今回で４枚目になる。今回は手書きのマジックで
済ませようと思ったのだが、やはり中身を少しでも良く見せたいので買おうかなと
迷った。プリンターはもう一台持っているのだが、ＣＤに印刷が出来ない。娘もプリ
ンターを持っていた事に気が付き、「ＣＤに印刷したいので行っても良いか？」とメー
ルしたら「私もプリンターが壊れて買い換えたんだけれど、安さに目が眩んでＣＤに
は印刷出来ないプリンターを買ってしまった」という返事が来た。こういうのを親不孝
と言うのだろう（言わないか）。年に数回しかしないので勿体無いので買うのは止め
ようと思ったが、ネットで調べたら１万円弱からあった。「安くなったなあ」と思いなが
らも、散々迷って結局ブラザーの「PRIVIO DCP-J963N-B 」という機種を購入した。

この機種を決めた理由だが、純正のインク代が安い事だ。４色なのだがパックでも
３６００円で買えて、純正じゃなければ１０００円ちょっとで買える。４色は６色のプリ
ンターに較べれば、写真印刷での画質等は落ちるのだろう。けれど年に数回しか
写真印刷などしないし、普通の印刷もそれ程しない。なのでたまに印刷しようとする
とヘッドクリーニングが始まり印刷がすぐに出来ないし、インクなどほとんどクリーニ
ングで無くなっているのではないか？と思う。このプリンターは自動クリーニングと
いう機能が付いていて、勝手にこっそりクリーニングをしてるのですぐ印刷出来る。
ＣＡＮＯＮやＥＰＳＯＮやＨＰのインクに懲りた人々（私もだ）に評判が大変良かった。

木曜日にアマゾンで注文したら、プライム会員なので送料無料で金曜日に届いた。
バイトの仕事でくたびれていたので、夕方に受け取ったのだがその日は放置してお
いた。この辺りは少しでも早く届けようと必死で働いて頂いている人に申し訳ない。
土曜日に梱包を開けて設置したのだが簡単だった。この価格で紙送りが付いてい
て数枚のコピーやスキャナーには便利だし、接続方法はＵＳＢやＬＡＮやＷｉＦｉが選
べてスマフォからも印刷が出来る。早速ＣＤに印刷しようと付属ソフトであれこれ迷
いながらもデザインを終えて、印刷しようとしたらプリンターの用紙選択に”ＣＤ”が
見当たらない。Ａ４～５、Ｂ４、ハガキ、Ｌ判等はあるのだが肝心のＣＤが無いのだ。
「ＣＤに印刷するソフトなので勝手にＣＤに印刷してくれるのだろう」と思って印刷した
らＡ４に丸く印刷されて出て来た。取り扱い説明書を読んでも、プリンターで印刷を
する用紙を”ＣＤ”にしなさい、と書いてあるだけ。ブラザーのＨＰに行っても同じ事
が書いてあって「プリンターの機種を選び、プロパティの基本設定でＣＤを選べ」と
ある。「だって出て来ないんだから選びようが無いだろう！プロパティに基本設定の
画面も無いし」と腹が立って来た。出来ない筈はない、と考えたらプリンターを選択
する時に「DCP-J963N-B」ともう一つ「DCP-J963N-B（１コピー）」がある事に気が
付いた。１コピーを選び無事ＣＤを印刷出来たがこれは取説にもＨＰにも無かった。

世の中に沢山ある取説だが皆こんな程度ではあるまいか？つまり「そんな事解って
る」事が書いてある。例えばだがオバサンにＣＤに印刷出来る迄やって貰い、その
時に起きた困った事を取説にすればメーカーより良い物が出来るような気がする。
取説はメーカーの技術屋が作るのでは無く、全くの素人の失敗体験が役に立つの
だ。最もそんな事をすれば、電話帳より厚い取説書が出来てしまうのだろうけれど