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「いいよぉ~」のギャグが凄くいいよぉ~ [お笑い]

謝る相手を優しく許す時に「いいよぉ~」と言うが、この言葉が吉本新喜劇の大阪
のなんばグランド花月で2016年から大ブレーク中だという事を新聞のTV番組欄
で知った。どんなイントネーションで話しているのか気になって、Youtubeで観てみ
たら普通の「いいよぉ~」だった。勿論、シーンによって微妙に声の高さや語尾の
上げ下げ等は変わるのだが、どれも心から許している事が解り、今まで無かった
ギャグではないかなと思った。流行らせている芸人は”アキ”で本名および旧芸名
は荒木良明(あらきよしあき)で2015年から吉本新喜劇に参加するようになり、じ
わじわと人気が出て来た。この人ダンスがキレッキレだったし、殺陣も凄いらしい。
吉本新喜劇なので内容はコテコテの大阪喜劇なのだが、このセリフがあるお陰で
舞台が和んでいた。私の下手な説明より”百聞は一見にしかず”でお奨めします。



小学生の間でも流口語(本来は流行語なのだが、こちらの方が素敵)になっていて
友達に凄くやさしくなったという。親や先生が幾ら言って聞かせても「そんなのかん
けえねえ!」なのだろうが、こういった流口語が子供達に受けて実践しているという
事実が何となく嬉しい。過去にも様々な流口語があったけれども「特に子供には使
って欲しくないなあ」と感じる物が多かった。「おっはー」は「まあいいか」だけれども
「どうじょうするならかねをくれ!」や「そんなのかんけえねえ!」は子供の口からは
出て欲しく無い流口語だなと思った。子供に説教していて「そんなの...」は辛い。

”謝る相手を許す”に関連する話で、読んでいて不覚にも涙が出てしまった記事を
紹介したい。朝刊の”天声人語”に載っていたのだが”家族の我がままに切れた妻
が夕食作りをボイコットし、食卓に納豆3個を置いたままトイレにこもってしまった。
それを見た小学校一年の息子がリュックを背負って黙って出て行き、帰って来た
ら手に弁当を1個持っており、トイレにこもっていたママに「食べないと死んじゃう」
と言って弁当を差し出した。感激した妻はトイレで泣き出し、以来その日は感謝の
念を刻むよう夕食はあえて弁当を食べるようになった”。子供は皆、優しいのだ。



この話しは”ひと言の願いをかなえてくれる神様”として有名な奈良・葛城山にある
一言主(ひとことぬし)神社、通称"イチゴンさん”にちなみ毎年行われている”はが
きの名文コンクール”からで、もう一つ紹介すると”88歳の女性が30年前に亡くな
った夫に「いつお迎えに来て頂いてもいいですよ。でもねー、明日は来ないで下さ
いね。明後日も来ないで下さいね。明明後日も来ちゃ嫌ですよ。又お手紙します」
”。天国から夫の「いいよぉ~」の優しい声が聞こえて来そうな内容だった。
今年の流行語は何だろう?と考えたら”ポケモンGO”も候補の一つだろう。この前
家内の実家のお寺に泊まったのだが「夜中に若者が集まるので怖い!」と義姉が
話してくれた。私も少し遊んだが、遊ばれる側の迷惑に改めて気が付いた。「連絡
すれば外して貰えますよ」と言ったのだが「いいよぉ~」だった。”ポケモンGO”なら
ぬ”バカモンが!”という事故が起きていて、ウンザリする。すぐ切れる人間が益々
増えているのだが子供だけではなく大人にも「いいよぉ~」が流行れば良いと思う
のだが、あまり聞こえて来ない。日本だけではなく、大統領選挙で分断されてしま
ったアメリカでも是非流行らせたいのだが、「そんなのいいよ!」と怒られそうだ。


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