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世界と日本の三大がっかり名所 [お笑い]

ネットに「世界三大がっかり名所」の記事があり、「ブリュッセルの小便小僧」「コペンハーゲンの人魚姫」「シンガポールのマーライオン」なのだそうだ。「私はそうは思わなかった!」と言ってみたいけれど、私はどれも行った事が無い。どんな風にがっかりなのか?は記事を読むしか無いのだが、わざわざがっかりする理由を知ったところでどうにもなるまい。「世界三大がっかり名所巡り」というツアーを旅行会社が組んだら、以外と満席になったりするのかも知れない。「がっかり名所」は何となく「お見合い写真」に似ているような気がする。期待に胸が膨らんで会ってはみたけれど、どうも写真と違うような気がするが、でもよくよく見ればそう見えなくもない(お見合い写真が原形を留めていない程、激しい修正が加えられていたならば別だが)。


世界は放っておいて、私が観てがっかりした日本の三大名所を紹介する。まずは「札幌の時計台」で「蛍雪時代」という大学受験雑誌の表紙に良く使われていたので、一度は実物を観てみたいと思っていた。入社して数年後に札幌で仕事があり、すぐに夢は叶ったのだが、見なきゃ良かった。大きなビルに挟まれており、雑誌等で観ている時計台は絶妙なアングルで切り取られた写真の一部でしかない。思わず「金返せ!」と言いたくなったが、考えて見れば無料だった。次が「鳥取砂丘」で余りの狭さに絶句した。何も「ゴビ砂漠」や「サハラ砂漠」並みの大きさを期待した訳では無いのだが、あの砂丘を越えても、砂漠が拡がっているんだろうな、と思い砂丘のてっぺんに到着したら、もう海だった。「砂漠というより砂浜の大きな奴だよなあ」、ここでも又「金..」しつこいので止めます。もっとも、本物の砂漠並みの広さだったら行きたくも無いけれど。


そして最後は「飯盛山」で、”白虎隊”の墓があるので有名な観光地なのだが、私の故郷でもある。福島県会津若松市にあるのだが「どうしてこんなつまらない物をわざわざ観に来るのか?」と高校生位の時から不思議で仕方が無かったし、今でもそう思う。昔、姉が「飯盛山」の土産物店で働いていて「関西客が多いが、冷やかしばかりで商売にならない」と嘆いていた。「東北に来たのにどうしてこんなに暑いのか!ハイライトが120円?高い!」という関西人まで現れる始末で「暑いのは私のせいじゃありません!会津は盆地なので夏でも暑いんです!ハイライトは全国どこでも120円です!」と言い返したかったが、客商売なのでじっと我慢したと言う。「飯盛山」とは言っても小高い山に過ぎず、山頂までは183の石段を登れば良いのだが、観光客目当てに「動く坂道」という名のスロープコンベア(ベルトコンベアでは観光客が物になってしまい、具合が悪い)があり、大人250円で小学生は150円と結構高い。「白虎隊の墓参りに来たのだから、石段ぐらい登らんかい!」と思うのだが、結構利用客が多い。山頂に登っても、「白虎隊十九士の墓」「各地で戦死した三十一士の墓」「イタリア並びにドイツから贈られた記念碑」があり、途中には「さざえ堂」「宇賀神堂」「厳島神社」「白虎隊引揚の洞門」「市天然記念物の太夫桜」と名前だけは立派だが、実際に観てみると「がっかりする」物ばかりしかない。なので「飯盛山」にはおいでにならない方が良い。それでもがっかりしたいならば、止めません。「どれだけがっかりしたか!」を知人に話す為には持って来いの場所ではあるので。「観光地 期待通りに がっかりし」


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LargeKzOh

 ”札幌時計台” はともかく、”鳥取砂丘” はお袋様の実家の側であり、また ”飯盛山” @会津若松は家内実家(白河)からは遠いものの、義父殿の出身地方であり、ご指摘は残念です。

 でも飯盛山の ”如何にがっかりか” のご紹介は ”愛情溢れんばかり” で、本当はそうではないのでは?

 本当は他にありそうですが、ご出身の方々もこのブログをご覧になさっておられるでしょうから、やめときます。
 次のブログ楽しみにお待ちしています(00:00公開なので半日遅れの閲覧が残念)。
by LargeKzOh (2017-08-20 12:19) 

tonnura0919

誰もが自分にゆかりのある地には愛着があるのだと思います。私も「飯盛山」をがっかりと書きましたが、観光客に言われれば気分を害します。「時計台」「鳥取砂丘」も地元の人にも愛されていると思います。ひねくれた表現になってしまい、申し訳ありません。
by tonnura0919 (2017-08-20 17:52) 

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