SSブログ

キレる爺さん ヒマな婆さん [老後]

新聞に中学生からの「キレる高齢者にどう対すれば」と、高校生からの「お年寄りはなぜ病院に集まるの」という投書があった。「老人とは70歳以上位の人をさすのだろうから、64歳の私はまだまだ老人ではないので無関係」と考えたら大間違いで、若者から見れば60代こそキレやすい老人なのだ。東洋経済オンラインというネット記事(2016年3月掲載)から引用させて頂くと”JR6社や日本民営鉄道協会などの調査によると、鉄道係員に暴力を振るった加害者の年齢別では60代以上が2014年度まで5年連続でトップだった。ちなみに加害者全体のうち6割弱が飲酒しており、発生した時間帯は22~翌5時が最も多い”。老人は病院でも暴れており”職員に院内暴力などをふるった人を年齢別で見ると、暴力は70代、セクハラは60代が最も多く、暴言についても60代が2番目に多い”。犯罪も深刻で”一般刑法犯の検挙人員数を年齢別に見ると65歳以上は約4.7万人に上り、14~19歳に次ぐ水準だ。全体の数は約25万人と10年前から3割強も減少しているにもかかわらず、高齢者の数は約1割増加している。高齢者犯罪で最も多いのは窃盗で約3.5万人と断トツで10年前と比べて約3割増、暴行(約0.35万人)は約4倍、傷害(0.16万人)も約5割増となっている”という恐ろしい数字になっている。キレる老人が社会問題になっているのも当然だ。一番厄介なのは「自分はキレる老人ではない」と本人に自覚が全く無い事ではないだろうか?


もう一つの「病院に集まるヒマ老人」だが「診察が済んでいるにも関わらず、狭い待合室に何時までも帰らずに知り合いと長話をして、席を譲ろうとしない。立っているのもやっとの人もおいでなのに」という問題提起である。笑い話に病院の待合室で「最近あの人見かけなくなったけれど、病気にでもなったのかしら?」というのがあるけれど、高齢のご婦人方には憩いの場なのであろう。そしてお喋りに夢中になってしまい周囲に迷惑をかけている事にも気が付かない。病院の外来患者の待合室が老人のサロンとなってしまった原因の一つが、2008年4月に導入された”75歳以上の高齢者を対象とした後期高齢者医療制度”で、他の年代に比べ自己負担金額が軽減されているので気軽(?)に病院に通える。この制度を支えている人の中には、多くの若者も含まれている事を老人は忘れてはなるまい。


「キレる老人」は男性が多いだろうし、病院に迷惑をかけている「ヒマな老人」は女性が多いと思うと、男女を問わず社会に迷惑をかけている訳で、もうすぐ(?)老人になる私は憂鬱になってしまう。「キレる老人」に男性が多い原因の一つに「リタイアして社会との接点が少なくなってしまった」のではあるまいか?交際範囲も狭まり、アドバイスをしてくれる人もおらず、いたとしても聞く耳を持たない、その上さしたる趣味も無いので会話も少なくなってしまい、結果、コミュニケーションが下手になってしまったのだ。そこで、私がお勧めしたいのが「ブログを書く事」である。私はブログの記事を書くにあたり、新聞やTVニュースで話題になっている事は出来るだけ調べて書くようにしている。なので毎日2~3時間かかっており、その間はお酒を飲まない。飲んでしまうと、そうでなくとも支離滅裂な内容がハチャメチャになってしまうからで節酒(?)の役にも立っている。ブログを書く事で今の社会を考え、ヒマな時間も無くなるので「キレる老人」にならない為にも、是非ブログをお勧めしたい。しかし「キレる老人」はブログになど興味は無いのだろう。そういう老人に私はキレそうだが、段々余生も少なくなって来ているのでキレている時間が勿体無い。「いつまでも あると思うな その命」


nice!(18)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:日記・雑感

nice! 18

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

Facebook コメント

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。